尽きぬ取材裏話、そこから見えた「足利」
今から4年前、足利市の市制施行百年を記念して、「両毛新聞」での掲載から始まった『足利100年カルタ』。その後「渡良瀬通信」→「minimu」へと連載の場を移しながら、先月号でついに完結を迎えました。
カルタ[う]の回が終わった時点で、両毛新聞が突如休刊して連載が途絶え、新たな掲載先を探す試練に直面した初代ゼミ生。取材交渉の経験も浅い中、企画案を練ってまるでビジネスのように色々な媒体(渡良瀬通信だけでなく)に交渉した際は、相当苦労したといいます。「(卒業後の)今の仕事よりゼミの方が大変だったかも」「ゼミが社会人1年目の様だった」と語るほど、ゼミ中心の生活でした。
その後を継いだ後輩の私たちも、足利が歴史ある街であるために逆に苦労しました。どうしてもお寺や偉人等について扱うことが多く、ありきたりな内容にならないよう、「このゼミ・この班員だから書けた!」という記事を作るのが難しいところでした。
しかし、足利の皆様が親身に取材にご協力下さったおかげで、私たち自身も足利の伝統や歴史を吸収しながら、独自色ある記事として皆さんの元へお届けできたことを大変嬉しく思います。このカルタが少しでも、読者の皆様が足利の魅力を再発見するきっかけとなっていれば嬉しいです。
これまでのご支援とご愛読、誠にありがとうございました!
足利100年カルタは近日公開!
