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足利100年カルタ「く」

栗田美術館

フレデイが愛した陶磁器

 今から35年前の、昭和61年9月。映画「ボヘミアン・ラプソディ」で再ブレイクした、かつての世界的ロックバンド『クイーン』のフレディ・マーキュリーが足利にやってきた!目的はライブツアーではなくお忍びで美術館を訪ねること。当時フレディに同行していた恋人ジム・ハットンの書いた本「フレディ・マーキュリーと私」に、その時の様子が描かれている。

 陶磁器の中でも伊萬里と鍋島だけを集めた世界屈指のこの栗田美術館で、フレディは見る物全てが欲しくなり「売ってくれ」と当時の栗田英男館長にその場で頼み込んだ。「売り物ではない」といくら断られても頼み続けるフレディに、代わりに館長は展示品の英語版カタログを贈呈した。帰りの車中で、フレディは2時間ずっとそのカタログを見つめていたという。

「まず一点でも興味を持って」

 世界の超人気シンガーをそこまで魅了した栗田美術館がスタートしたのは、今から約半世紀前のこと。東京で政財界の大物だった栗田英男は、陶磁に魅了されて世界中を訪れ、生涯をかけて2000点もの作品を集め上げた。このプライベート・コレクションをもとに出身地である足利市に美術館を建設し、約20年かけて現在の形を完成させた。1棟ではなく複数の建物と庭園を配置し、自然を楽しみながら、作品を鑑賞できるようになっている。

 来館者の中心的な年齢層より40オも若い私たちは、伊萬里焼で作られた時計や家具、身長を超えるほどの壺などを見て、陶磁器=お皿という印象を覆され驚いた。残念ながら当時フレディを案内したスタッフはもういないが、彼が見て回った道順や写真を撮ったスポットのコースなどは残されていて、とても楽しめた。

 創立者の息子である現館長さんは、若者世代に呼びかける。「取っ付きにくいかもしれないけれど、とりあえず難しいことは考えずに来てください。そこから1点でも興味を持ってもらえれば嬉しいです。何事も、本物を見て初めて価値がわかるから。」

同館は富田駅から徒歩10分、月曜休館。

幾つもの展示館を訪ね歩く記者

取材=川又万由佳・深澤凪・森谷祐依
[白鴎大学地域メディア実践ゼミ]

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