強豪琉球に1勝1敗、「試合を重ねるごとにチームとして成長」 | GUNMA CRANE THUNDERS News

谷口大智選手

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の2025-26シーズンが開始し、群馬クレインサンダーズはここまで9試合を終え(10月26日現在)、4勝5敗で東地区6位につけている。チャンピオンシップ(CS)優勝を目標に掲げる新シーズン、三河、千葉、琉球と強豪相手にアウェーでの戦いが続いた序盤を振り返る
(文・松本純明 写真・群馬クレインサンダーズ提供)

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9試合中8試合がアウェーの過酷スケジュール。「ホームでしっかり勝ちリズムを掴みチームとして成長を」

ミリングHC

 今季のサンダーズは開幕戦の三河に始まり、茨城、千葉、琉球と1試合のホームゲームを挟んでアウェー2試合の連戦が続いた。ホームでは勝利したもののアウェーでは千葉に連敗、ほかは1勝1敗となっている。2年目の指揮をとるカイル・ミリングヘッドコーチ(HC)は「なかなかアウェーゲームで強豪相手と戦って2連勝してリズムを掴むのは難しい。ブザービーターで負けた千葉戦もあったし、茨城も惜しいところで負けた試合もあったので、1勝か2勝積み重ねることができた試合もあった。そこは経験の糧として今後につなげていきたい」と話す。今季の先発メンバーにはポイントガード(PG)の中村拓人、センター兼パワーフォワード(PF)のケリー・ブラックシアー・ジュニア、エージェー・エドゥと新加入の3選手を起用しつつ、昨季も活躍した多彩な選手を組み合わせて試合ごとに進化させている。ミリングHCは「ポジティブに捉えると強豪相手にしっかり戦えたというところは収穫だと思っている。新しい選手も入ってシーズンに入って間もない中で、勝利を積み重ねたことは本当に良かったが、今後は2連勝するというところが課題になってくるので、まずはホームで勝ちを取って、そこからまたチームとして成長していって、こういった連戦も勝てるようにしていきたい」と続けた。

琉球戦で試せたビッグラインナップ。チームに新たなオプション

チームとして試合ごとに成長する選手ら

 琉球戦は初日、一進一退の攻防が続き、1点差まで追い上げられた第4クオーター残り35秒で辻直人が3ポイントシュートで突き放し、89-83で勝利した。2日目はアグレッシブに来る琉球にペースを掴まれ一時は20点差以上のリードを許し、終盤には2点差まで追い詰める粘りを見せたものの、あと一歩で逃げ切られ81-85で敗れた。この連戦では初めて試せたのが新加入の日本人ビッグマン、谷口大智を含めたビッグラインナップだ。サンダーズにとって3ポイントシュートが打てる日本人ビッグマンの谷口大智にかかる期待は大きい。昨季まで所属した島根では限られたチャンスで仕事をこなし、ディフェンスでも大奮闘。さらに3ポイントの成功率は52.6%を誇った。谷口は「ビックラインナップの練習を少ししたりとかもしていたので、それも戦術の中の一つに入っていけるように、自分も油断せず、出た時にしっかりと結果を残せるようなパフォーマンスをし続けていきたい」と話す。谷口は初日は3ポイントを1回、2日目は2回成功させた。ミリングHCは「オプションをいっぱい持っていることは良いが、その分やっぱり時間がかかるところはある。シーズンが進むにつれて徐々にチームとして機能していくように成長していければと思っている」と語った。

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