足利市川崎町の薬師寺(石川将隆住職)で恒例の花まつりが4月6日に開かれた。メーン行事のひとつとして今年も稚児行列が行われ、同町の川崎天満宮から同寺までの約400㍍をかわいい衣装に身を包んだ子どもたちがあるいた。
稚児行列は2年前、約60年ぶりに復活させたもの。同寺では新型コロナウイルス感染症禍で人の交流が希薄になったことを考慮し、親子を対象としたワークショップを開くなど「寺として実施できること」を進めており、同行列もその一環。
当日は足利市内はもとより、千葉県や京都府などから、これまで最多となる26人の子どもたちが参加。父母や祖父母らと一緒に楽しそうに歩いていた。保護者の一人は「かわいい衣装が着られ、子どももうれしそうなので参加して良かったです」と話していた。同寺到着後は花御堂の誕生仏に甘茶をかけてから記念撮影も行った。
まつりではワークショップやキッチンカーの出店、大道芸の披露などがあり、境内は近隣住民などでにぎわっていた。
