中学生が議員体験・職業体験プログラムで・足利市議会

 足利市議会は議員の職業体験をしてもらおうと5月28日から6月10日にかけて、中学生の職業体験「マイ・チャレンジ」事業を受け入れ、市内6校、19人の生徒が現地調査や一般質問の作成、実施などの体験をした。
 マイ・チャレンジ事業は市立中学2年生全生徒を対象とし、職業体験や社会奉仕活動などを通して勤労観や職業観、社会性を養うことなどをねらいに長年実施されている。
 同市議会では職業としての議員活動を体験してもらうことで、政治やまちづくりに関心を持ってもらおうと2年前から受け入れを開始した。広報広聴常任委員会が担当し、受け入れプログラムの企画や実際の指導を行っている。
 6月3、4日には坂西中学校から3人が参加。初日は議員の役割や議場、庁舎見学を行った後、「観光地としてさらなる魅力を高め、インバウンド観光にも対応できるような地方都市を目指すための環境整備を」と要望が来た想定でJR足利駅、足利学校、鑁阿寺周辺を歩き、中学生の視点で改善点などを調査した。2日目は調査に基づき、改善のための要望書を作成。
 さらに学校や自分が住む地域の課題などをもとに一般質問の通告書を作成し、部活動や通学路の安全対策、耕作放棄地や害獣対策などについて質問した。
 体験を終え、市職員手作りの名前が入った標柱をプレゼントされた3人は「ほかではできない貴重な体験ができました」「この2日間で成長できたところもあると思います」と口をそろえていた。

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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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