足利市小俣公民館の「意外と知らない足利のこと」講座が6月5日、同市小俣町の同館でスタート。初回は「知ろう!小俣の川のこと」をテーマに国土交通省渡良瀬川河川事務所の塚原千明副所長から「渡良瀬川における治水事業及び出水時の対応について」の話を聞いた。
同講座は計4回。このほか「足利と刀」「足利の野菜」「足利の地面の下」をテーマとした講座が予定されている。
塚原副所長は渡良瀬川の概要や治水対策事業として足利市野田町をはじめ各所で堤防強化を図ってきたことや小俣地区接する桐生川では河道内に生い茂った樹木の伐採を実施したことなどを写真も交えて説明。また、現在、工事が進められている中橋についても事業内容を紹介。
また、水害を自分事ととらえて、自宅の浸水リスクをハザードマップで確認することや、いざというときに自分や家族はどのように行動すればよいのかを把握しておくため、時系列を持った防災行動計画「マイタイムライン」を紹介。準備や作成について詳しく解説した。また、大雨が降り続いた際、注目すべき河川水位観測所、その情報を知るための手段などを紹介した。
初回は公開講座とあって同地区住民をはじめ多くの市民が参加。講師の話に耳を傾けていた。
小俣の川のことを知ろう・公民館で講座
