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毛の国 足利クラフトフェア in 栗田美術館

2025 3/01
インタビュー
2025年2月28日2025年3月1日

足利クラフトフェアに出店します!
足利クラフトフェア実行委員の齋藤陽さんに
同フェアついて伺いました。

想定外の出展希望に嬉しい悲鳴 

 同フェアへの出展募集をしたところ、100名の予定が何と3倍の300名近くの応募がありました。北海道と沖縄を除いた日本中からの多数の応募に、実行委員一同驚きの声が上がりました。書類審査で117名まで絞り込みました。厳選を重ねての決定でした。選考されなかった作家さんの中には、出展してほしい方々もいらっしゃいました。

どんなジャンルの作家さん(作品)になりますか

 クラフトとは手作業によって作られた、伝統工芸や実用品など様々な作品を指します。今回のフェアは陶器、木工、漆器、ガラス、アクセサリー、染め・織り、金工など多彩でジャンルにも偏りがありません。より多くの方に楽しんでいただけると思います。

フェアの見どころや楽しみ方は

 作家としては作品と同時に作家自身も見ていただき、お客様との信頼関係を築くことが大切だと感じています。作家とコミュニケーションを取ることのできるこのチャンスに、話し掛けていただくのも良いかと思います。もちろん静かにじっくりと作品を鑑賞していただくことも楽しみ方の一つです。
 また、屋外だけでなく屋内の会場もあり、通常の野外フェアでは難しい作品をフォローする体制も取っています。 

飲食店も19店舗出店しているとか

 スイーツをはじめ、こちらも多彩な店舗が揃っています。他のフェアではなかなか見ることの無い羊の丸焼きが登場する予定です。インパクトがありますし、フードからも同フェアの盛り上がりを期待しています。

ご自身が楽しみにしていることは

 作家さんたちとの横のつながりも楽しみにしています。次につながるアクションに大きな期待をよせています。
 また、文化度の高い足利を知ってもらういいチャンスなので、これを機に足利に移住する作家さんが現れることも期待しています。まちとしても作家さんに対してピーアールしてもらい、作家としての活動がしやすいまちになってくれるといいですね。

本建て正藍染技術保持者/デザイナー

齋藤 陽 さん

 「足利クラフトフェア」実行委員の齋藤陽さんは、本建て正藍染を根付かせる活動や藍染めの研究を行なっている、有志団体「正藍染研究所」の一員でもある。本建て正藍染とは、すくも(蓼藍の葉を発酵させて作る天然藍染料)と木灰から取った灰汁のみで発酵させ建てる(染め液を作る)、日本古来の正藍染のことである。
 足利市出身の齋藤さんは、高校生の頃からデニム好きだったこともあり、都内の服飾系の専門学校に進学。卒業後は都内や名古屋のアパレルメーカーで10数年デニムのデザイナーとして従事。2015年一身上の都合により足利市にUターンすることになった。

 「当時フリーランスでデニムのデザインなどの仕事をしており、デニムを作るにあたり、より良いものをと突き詰めたとき、日本古来の藍に辿りつきました。藍について調べていると、佐野市に藍染め工房『紺邑(こんゆう)』(故大川公一代表)があることを知りました。そこに通い昔ながらの藍染の世界を学び・継承しつつ、藍染商品を製作する現在に至っております。」

 6000年の歴史を持つ藍染は、美しい青みもさることながら、抗菌作用・紫外線を防ぐ効果・遠赤外線効果による血流の促進・アレルギーの抑制などが期待できるため、『着る薬』と言われる。これを纏った人を守ってくれるのである。また、他の染色と違い、色落ちしにくく、繊維をコーティングすることでその繊維を太く丈夫にすることができる。 「天然素材で作られた藍染は、そのボロを使い絵具にしたり、廃液を作物に散布して虫除けにしたりなど、別のものを作り出し無駄なく循環させることが可能なツールでもあります。商品を売るだけでなく、今後はこのような藍染のエシカルな部分を広めることも行っていきたいと考えています。」 クラフトフェアでは、さらに楽しい藍の物語を聞くことができるかもしれない。

毛の国 足利クラフトフェア in 栗田美術館

開催日 2025年4月5日(土)・6日(日)10:00~16:00
    ※雨天決行(荒天は中止になる場合あり)
会場  足利・栗田美術館中庭
    (あしかがフラワーパーク近接)
主催  足利クラフトフェア実行委員会
問い合わせ Tel 0284-91-1026(栗田美術館)
https://ashikaga-crafts.com/
instagram

写真 浦島大介

インタビュー
栃木県 栗田美術館 毛の国 足利クラフトフェア 足利市
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  • 足利だから開院した オトクリニックわたらせ 足利赤十字病院30年在籍の佐々木医師
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この記事を書いた人

松尾幸子のアバター 松尾幸子 minimu 編集人・ライター

タウン情報誌の編集を経て、minimu 創刊号(2024年1月号)より、フリーの編集人・ライターとして活動中。地域の皆さんに良質で明るい情報を届けるべく、編集・取材を続けています。
逆境には強いが涙腺は弱い。スポーツジムが憩いの場です。
皆さんからの情報をお持ちしております。

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