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自らの居場所は自らの手でつくる、まちづくりは自分たちのため。

2024 10/09
インタビュー
2024年10月10日
目次

地元足利市で一人の青年が起業、
賛同するクリエーター等が集結し未来を拓く、若きリーダーに話を聞いた。

『Blidven(ブリドヴェン)株式会社』とは

 自分たちのメインのビジネス事業で、デジタルコンテンツ制作会社として、企業・個人のデジタル推進をサポートしています。僕のほか2名のスタッフが、ホームページの制作やロゴ制作などを手がけいます。昨年、足利商工会議所主催の創業塾を経て、同年6月に創業しました。お客様に役立つ独自の価値を創出し続ける「デジタル推進・地域貢献企業グループ」を目指しています。

話題となっている「e-スポーツ」も事業化しているとか

 e-スポーツはオンライン上で行われる対戦型のゲームです。僕の  はコロナ禍でスタートしており、自宅で過ごす時間の中でe-スポーツに着目しました。チームを発足させメンバーを召集し、この団体を大きくするために、様々なイベントやオンライン大会を企画・開催し、さらにスポンサーを募りビジネスとしても確立させていきました。
 とはいえ、コロナ禍で進展してきたe-スポーツ業界も、日本での認知度はまだまだ低いのです。米国や韓国など海外での人気には遠く及ばないのが実情です。このような中で、e-スポーツがどのように人に影響を及ぼすかを考え『福祉』『スポーツ』『教育』の3つの観点に立ち、導入の提案をしています。
 まずは『福祉』。福祉施設での導入です。身体能力を問わないため、年配の方、障害をお持ちの方も参加できます。認知症の予防、孤独からの解放、コミュニケーションが生まれることなど、需要があると思われます。事実、福祉施設から話を聞いてみたいとの依頼もありました。
 次に他者と競技をするという点で『スポーツ』と捉えることができ、既に世界大会の開催や地域や学生の部活動としても存在しています。将来的にはオリンピックでの開催も期待できます。
 さらに『教育』としては、プログラミングを学ぶエンジニアの育成プログラムもあります。またSNSの正しい使い方や脅威なども学ぶことができ、インターネットリテラシー教育にも有効です。
 このようにe-スポーツ事業には、多くの可能性があるのです。

IDMORE(イドモア)』について教えてください

 『Blidven』の別事業として、本業のデジタルコンテンツ制作以外の活動をしているのが『IDMORE』です。ここでは活動の協力者として仲間を募り、若者の居場所づくりや地域の新しい可能性の創出を行っています。そもそも、足利市や近隣の地域には、若者が集える場所があまりありません。アミューズメント施設も少ないですし、若者同士が出会える場所やチャンスがないということです。そこで僕たち若者がイベントを企画し、自分たちの欲しい空間を創り出すことにしました。
 5月に開催した「ココカラマルシェ」はそのスタートです。親族が経営している朝日染色(足利市)の敷地内にある工場跡を、僕たちの手でリノベーションし「クリエーターズビレッジ」という、新しい空間を創り出しました。ここを会場としてオーガニックマルシェを開催。こだわりの食材を使ったスイーツや料理の数々、キャンドルや食器の販売、e-スポーツ体験、ヨガ体験など盛りだくさん出店がありました。開催の告知はSNSを中心に行い、当日は2,000人以上の来場者がありました。
 今後は「ココカラマルシェ」のノウハウを活用したイベント事業の展開を考えています。また、ここ(朝日染色内にある事務所棟)も、シアターや撮影スタジオとしての機能を持たせ、若者が集える場所として活用しています。
 まちづくりに携わってみることや起業など、僕たちの姿を見て興味を持った高校生や次世代が続いてくれる「循環」も望んでいます。さらに「多文化共生」も目標の一つです。足利はリトル・スリランカと呼ばれすほど、スリランカ人が多いとか。国際交流の場所をつくることができれば、グローバルな視点を持って、足利から世界を目指す人も多くなるのではないでしょうか。

『わたらせリバープラザ』の運営にも携わるとか

 同市渡良瀬河川敷に今年12月グランドオープンする『わたらせリバープラザ』の運営・管理にも携わります。具体的には、同プラザに入る『E-スポーツ』『職場体験』施設です。e-スポーツはもともと僕たちの専門分野ですから、運営するならば是非にと声がかかりました。

高橋さんの活動の原点は

 20代の今だからこそ、失敗を恐れずチャレンジしたい!という思いです。そして地域貢献。10歳まで生活していた都内では、サッカーができないほど小さな校庭でした。大学生活も同様の住み難さを感じていました。のびのびと過ごしていた足利は、僕にとって大好きなまち、なのに…。大学を卒業し戻ってきたときの人口の減少には驚きました。同時にビジネスチャンスも減っている。だから若者も寄り付かない。負のスパイラルです。
 ここでどう生活したらいいのかを考えたとき、企業に就職することだけが生きる道ではないと思いました。やりがいのある仕事を見つける、あるいは自ら創り出してもいい。同様の考えを持つ若者を増やしたい!そうすることで、地域も活性化するのだ思います。地域と共に成長するそれが僕の願いです。

Blidven株式会社
〒326-0842 栃木県足利市今福町425-2F-A
https://www.blidven.com/
https://x.com/BlidvenEsports
https://www.instagram.com/blidven/

Profile
たかはし れい/
足利市出身。1998年生まれ。幼少期を東京で過ごし10歳で足利市にもどる。足利高等学校卒業後、東京の大学に入学。2023年3月、大学卒業後再び足利市に戻る。2023年6月3日『Blidven株式会社』創業

インタビュー
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この記事を書いた人

松尾幸子のアバター 松尾幸子 minimu 編集人・ライター

タウン情報誌の編集を経て、minimu 創刊号(2024年1月号)より、フリーの編集人・ライターとして活動中。地域の皆さんに良質で明るい情報を届けるべく、編集・取材を続けています。
逆境には強いが涙腺は弱い。スポーツジムが憩いの場です。
皆さんからの情報をお持ちしております。

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