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一匹狼の歌手から、女前な演舞集団のリーダーに

2024 7/19
インタビュー
2024年7月19日

 銘仙柄ののぼりをはためかせ、笑顔輝く女性集団が賑やかなお囃子で踊る『足利八木節女前Japan』。その中央で樽を打ち高らかに歌い上げるのが、チームリーダーの小田えつこさん。このほど『とちぎ未来大使』に就任した小田さんに話を伺った。
 浪曲師だった祖父、歌手を目指していた父、そんな音楽一家に生まれた小田さんは、幼い頃から“和”の音楽の中で育ったという。

 

 「1991年NHK大河ドラマ『太平記』に伴い、足利市より推薦を受け足利尊氏公をテーマにした「風雲児」で歌手デビューしました。しかし正直歌手を目指していたわけではない中、デビューの前年、NHKのど自慢でチャンピオンになったこともきっかけとなり、歌手人生がスタートしました。」

 足利出身の小田さんにとって、八木節は幼い頃から身近な存在だったそう。では『足利八木節女前Japan』誕生については。
 「三日三晩踊り続ける、桐生市の八木節まつりに参加したことがきっかけでした。あの爆発的な熱量を感じるまつりに対して、八木節発祥の地と言われている足利八木節の現状に、淋しさと未来への不安を募らせる日々が続き、足利八木節の注目度を上げたい!と同市で想いを共有してくれそうな八木節未経験者の仲間を募りました。」

 2019年に同チームを結成。しかしわずか半年でコロナ禍となり活動は休止状態に。その中で、ターニングポイントとなったのが、2021年に足利市民会館閉館に伴う事業の一環として行われた「足利市民会館見学会」での演舞。建物見学会、バックステージツアーと共に同チームのパフォーマンスが披露され『足利八木節女前Japan』の名前が約1,000人の来場者に知られることとなった。

 歴史ある足利の八木節を踏襲した上で、新しい発想のもと独自の足利八木節スタイルを創り上げた。メンバーは女性のみ。お囃子と踊り手がフォーメーションを組み、演者の動きも観客に楽しんでもらう。衣装や小物など演出にもこだわりモダンな街足利を全面に出す。そしてメンバーが観客を巻き込んで一緒に踊る、参加型のパフォーマンス。発想の自由度を止めないのが『足利八木節女前Japan』流なのだ。

 その後は、多くのイベントに出演。昨年6月は「G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」歓迎レセプションのアトラクションに抜擢され、各国の大臣や大使から大絶賛を受ける光景に、福田富一 栃木県知事から「新しいアプローチで、足利八木節をどんどん広めて欲しい」と称賛の声をかけられた。今年に入ってからは、3月の大泉町文化協会特別公演の単独ライブは800席を満席にし、4月放送のNHK総合TV「とちぎ630」「おはよう日本」では「足利公園桜まつり」での演舞と、大泉町公演直前の練習風景が放映されるなど、同チームの活躍が大きく取り上げられた。

 そして6月とちぎ未来大使に就任。この時「栃木県の魅力をPRすることはもちろん、栃木県の未来を創っていく県民のみなさん一人ひとりが、未来大使という意識を持ってもらえるような活動をしていきたい」と意気込みを語った小田さん。

 「みなさんが一緒になって自分事として、未来のとちぎを考えることが大切だと思います。これまでは、八木節に限らず実践してゆく活動が『これから何かを始めたい!』そう考えている人の背中を押す、そんな希望の光になりたい!と考え、女前結成当時は特に若い方々に活動を見ていただき、次世代にバトンを渡したいと思っていましたが、それは同時に自分にとって生まれ故郷の希望の光を見つけることだと気づきました。伝統を受け継ぎ、未来に繋げる一つのカタチが『足利八木節女前Japan』であり、宇宙一のチームワークを誇る仲間たちと、使命感を持って歩んでいきたいです。」小田さんの言葉に力がこもる。

歌手/とちぎ未来大使/足利八木節女前Japan 総リーダー
小田 えつこ さん

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この記事を書いた人

松尾幸子のアバター 松尾幸子 minimu 編集人・ライター

タウン情報誌の編集を経て、minimu 創刊号(2024年1月号)より、フリーの編集人・ライターとして活動中。地域の皆さんに良質で明るい情報を届けるべく、編集・取材を続けています。
逆境には強いが涙腺は弱い。スポーツジムが憩いの場です。
皆さんからの情報をお持ちしております。

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