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自然や歴史、本物に触れられる足利、ここにしかない何かを伝えたい

2024 3/01
特集
2024年2月23日2024年3月1日

足利市から地域の魅力を発信する、そんな活動を続けている方々に話を伺った。
活動の内容や、地域との関わりから見えてくるものとは!

なべのそこ主宰
木村 沙和 さん

Profile
千葉県市川市出身。都内の映画宣伝会社に勤務。東京都世田谷区から、2017年6月足利市出身の夫と共に足利市に移住。同年、北仲通りに『たびするおでん もっくもっく』を開業。さらに足利市地域おこし協力隊着任、3年間活動。2021年7月、まちの魅力を発信する「なべのそこ」を主宰・運営。

足利市については移住するまで知らなかった?

 足利市については夫と知り合って初めて知りました。東武伊勢崎線で足利に入り、渡良瀬川を見た時の川の印象が強くあります。初めて夫に案内されたのが、夫の実家がある川南と反対の川北の旧市街でした。南側とはガラリと印象も違って、とても新鮮でした。

この「なべのそこ」はどのような場所ですか

 「住み開き」という形をとっていて、半分は自宅として、もう半分はシェアスペースとして使っています。6年前に移住したときから、隣の『もっくもっく』というお店を経営していて、数年後この家が空き家になっていると聞きました。2021年はちょうど仲間たちと、まちの活性化について色々活動していた時期でもあり、この家を借りられたら、活動の場がもっと広がるなぁと考えていしました。

古民家ですよね、借りられることになったきっかけは?

 大正6年に建築され、貸し出しをしている物件でもなかったのです。当時『アートクロス』というイベントがあり、その会場として使用させてほしいと話を進めていたのですが、そのイベント使用をきっかけに、私たちの交渉も開始しました。イベントの会場として開放されたことで、家の状態を知ることもできました。

『なべのそこ』の主宰、運営も木村さんお一人で?

 はい、個人事業主として自由に運営しています。自分がやりたいことがそのまま形にできることが面白いです。東京にいたときはサラリーマンでしたので、やりたい事をすぐに実現できる環境になかった。個人事業主は自分の夢をこんなふうに叶えられると思うと面白くて。それ以前にも、地域おこし協力隊を経験したときに、皆さんの協力もあって思ったことが形になる事を知りました。「野外上映会」や「魅力を発信するマガジンを作りたい」などを実現することができました。この経験があったからこそ、個人事業主であっても恐れず、チャレンジできています。

では今後の企画は、周りのかたの意見などを吸い上げて木村さんがまとめる?

 いいえ、まずは自分がやってみたい事をからです。たとえばしめ縄づくりも、東京にいるときから興味があって、その話をしたら色々な方が縁をつないでくれて、教えていただけることになりました。誰かがやってみたいことではなく、自分がやりたいことでしょうか(笑)。
 そこに、私もやってみたいという人がいて、イベントが成り立つわけです。新しい方たちとの出会いもあります。

発想したことを形にする、そして人を繋げる

 私自身は、ものづくりの才があるわけではなく、教えることもできません。でも発想・企画することはできるわけです。そこが出発点となって広がっていきます。地域おこし協力隊から始まって6年間の人の繋がりで成り立っています。さらにもう一つ、東京では映画の宣伝やテレビの製作の仕事もしており、それは多岐にわたっていました。文章をつくる、イベントを企画する、グッズをつくる、自分の言葉で告知をするなど、今までの人生の中で身に付けたスキル、それを今『なべのそこ』の中で活かすことができているのかな、と最近思います。

6年前に地域おこし協力隊に着任したとき、足利市は「映像のまち」を掲げて、少なからず映画との関わりもあったのでは

 今も街歩きで観光の案内をするとき、ここは映画のロケ地ですよ、などとお伝えしています。ロケ地であることは絵になる場所であり、それは魅力的な所だということです。でもそれだけではない、ということが住んでいるとよく分かってきて、その魅力がどこからくるのかといえば、歴史だったり風情だったり、人やお店など全てなのかなと思います。6年住んで感じているまちの総合的な魅力を発信していく場所が『なべのそこ』になりました。

まるで違う仕事であっても、スキルは生きている

 自分が仕事を始めたとき、何が面白くて始めたのかなと考えたとき、まずは好奇心。そしてもう一つが何かを結びつけることでした。情報を入手して、その何かと何かを結びつけることです。まちおこしにも、これらを結びつけられていると感じています。

木村さんの人生は夢をつなげていく力がありそうですね

 実は20代の頃から、今住んでいる市川市や、母の実家の東京ではない、別の場所に住んでみたいという願望があり、地域移住について調べていたのです。そこで地域おこし協力隊については、知識がありました。これも一つの夢でした、それがたまたま、夫と出会って叶ったのです。
 以前、自衛隊の方がもっと人道支援を強力にしたいと思って、JICAに入ったと聞きました。夢への道は必ずしも一直線でなくでもいい、寄り道しながら叶えてもいいとそのとき思いました。

さて、まちの活性化に話を戻しますが、このまちの課題については

 まちの活性化が必要かと言われれば、このままでも素敵なまちだと思っています。が、知られていない魅力が多過ぎると感じます。もっと知らせるべきだと。
 ということで、次の『足利の嫁』は山辺地区を予定しています。同じ場所はどこにもない!そこにしかない魅力を伝えていきたいです。

次回、『足利の嫁』山辺地区は乞うご期待!

なべのそこ
〒326-0805 栃木県足利市巴町2538
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この記事を書いた人

松尾幸子のアバター 松尾幸子 minimu 編集人・ライター

タウン情報誌の編集を経て、minimu 創刊号(2024年1月号)より、フリーの編集人・ライターとして活動中。地域の皆さんに良質で明るい情報を届けるべく、編集・取材を続けています。
逆境には強いが涙腺は弱い。スポーツジムが憩いの場です。
皆さんからの情報をお持ちしております。

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