9月18日、足利市の花・花薬局江川店(佐野市/株式会社エフアンドエフ 藤川欣洋 代表取締役)で、テレビCMでおなじみの尿がんリスク検査『マイシグナル』の体験会が開催された。通常69,300円の検査(マイシグナル・スキャン/女性は9がん種、男性は8がん種のリスクをまとめて検査することができる)を27,500円で受けられる、地域の調剤薬局で一般向けに行われた初めての企画で、事前募集に応募した7人が参加した。
『マイシグナル』キットは、クライフ(東京都/Craif 株式会社 小野瀬 隆一 代表取締役)によって開発された、尿によるがんリスク検査で、尿に含まれるマイクロRNAをCraif独自のバイオAI技術で解析し、すい臓がんをはじめ様々ながんについて高精度なリスク評価を行う。2022年からスタートし、すでに2万の検体が検査されている。
検査の流れは、Webで登録し、家族の罹患歴や自身の喫煙状態など大問数で16項目(項目によってはさらに細かい質問もあり)のアンケートに答え、専用容器に採尿。検体はクライフの検査センターに送られ、約1か月後に検査結果が自宅に郵送やWebで届く。キットは、エフアンドエフが展開している調剤薬局のほか、オンライン、ドラッグストア、医療機関など、全国2,000カ所で販売している。
同体験会は、地域密着型調剤薬局『花・花薬局』を関東に52店舗展開している、エフアンドエフが、クライフに呼びかけ実現したもの。日頃から地域住民の健康をサポートしているエフアンドエフは、生活習慣病のサポートだけでなく、がん予防につながる物を模索していた。そのため、以前よりクライフのがんの早期発見技術に着目しており、昨年秋に両社が接点を持ち、今年の春より同体験の企画を進めてきた。
体験会はクライフが『マイシグナル』の認知度を高めることを目的とし、さらに花・花薬局を会場とすることで、両社ともに地域貢献につなげたいとの思いがあったという。
佐野市在住の参加者の一人は「体験会の情報は、佐野の花・花薬局で知りました。あらゆる健診を受けていた健康オタクの夫をすい臓がんで亡くし、私自身の健康が気になり、検査を受けようと思いました。とにかく検査方法が簡単でいいですね。他のがん検診も受けましたが、痛みを伴うものもありました。結果に問題がなければ、安心感を得ることもできますから。」と笑顔で語っていた。

