巳年である今年4月20日に、12年毎の神事『御開帳』が行われた。礒山辨財天の本堂の扉が開かれ、御本尊と十六童子などが姿を現し、多くの参拝者で賑わった。
礒山辨財天は、約1,000年前、唐沢山城主である藤原秀郷公の勧進により弘法大師が相州江ノ島辨天にて護摩修行時の護摩の灰にて造られたと言われている。
御本尊は、羽衣風の衣装をまとった8本の手を有する天女風の辨財天で、頭上に白蛇に巻かれた宇賀神像を拝している。地球上のあらゆる物を司る菩薩様が16人の童子になぞられ、それぞれの支度で一団となり、辨財天の指示を待つかのような姿で厨子に安置されている。あらゆるお願い事が可能とされ、特に五穀豊穣、家内安全、商売繁盛の神様として灼かである。(佐野市磯山弁財天観光協会ホームページより抜粋)
当日、午前中、子どもたちの健やかな成長を願い行われる「稚児行列」があり、一般の参拝は12時半から16時半とされ、本堂までの参道は家族ずれなどの姿が途切れることはなく続いていた。




