足利市川崎町の住民らが10月22日、独自の文化財公開を同町内の川崎天満宮と薬師寺で実施した。両会場とも「寺社ファン」という人たちが足を運んでいた。
足利市では同14、15日に第1回文化財特別公開を実施。同町でもこれに合わせる形で「まちの魅力を多くの人に知ってもらおう」と準備。実施日を同天満宮秋の例祭日とし、周知のチラシや当日配布した文化財の解説などの作成を行ってきた。
川崎天満宮では本殿、拝殿のほか市指定重要文化財の日光例幣使短冊、同・算額などを公開。薬師寺では県指定重要文化財の薬師如来坐像のほか、延命地蔵菩薩像、十二神将像などを公開した。
当日は「神社などに興味があって」と前橋市から訪れる人もおり、開催を企画した地元役員らは「ありがたい。今後も企画し、地元住民を含め貴重な文化財が町内にあることを広めていきたい」と話していた。
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