若い力で足利を盛り上げていく「足利高校生クラブあしもり隊」が7月11日、足利市役所で記者会見を開き、今年度実施するプロジェクトを発表し、第5期が本格的にスタートした。今期は互いをサポートしてより充実した活動を展開しようと初めて隊長2人制を導入し、これまで実施してきたプロジェクトの充実や新規事業などにも挑戦していく。
同隊は市制100周年に合わせ2021年6月に発足。活動は「足利市を明るく、楽しくさせること」「足利市の魅力を発信すること」「足利市が困っていることを解決すること」を目的にプロジェクトを展開。JR足利駅前にぎわい創出のためのキッチンカーイベントやバスのラッピングデザイン、隊の活動動画配信、地域の祭や神社などを盛り上げるさまざまな活動を行ってきた。
今年度は市内外の8高校に通う市内在住の高校生85人が参加。プロジェクトを企画、立案、実施する本隊と産業デザイン部、美術部で隊を構成している。
隊の活動を幅広く知ってもらうための動画「あしもりTV」では足利の魅力を配信できる動画の企画をはじめ、たくさん投稿できるよう短編動画にも力を入れていく。また、市内のFM局FM DAMONOで番組を持ち、隊のPRを引き続き行っていく。同駅北口で4年間継続してきたキッチンカーイベントは今年度も秋と冬の2回を予定し、これまでの実績を踏まえ、よりグレードアップしたものに仕立てていく方針。
産業デザイン部では市内生活路線バスの応援グッズや食育を目的とした野菜摂りPOPの作成を予定。美術部は市内各所で作品展示を行っていく予定だ。
隊長となった長亜衣梨さん(佐野高校3年)は「隊長としてメンバーをサポートできるよう頑張ります」、阿由葉漣さん(足利清風高校3年)は「みんなが楽しめるような活動に力を入れ、みんなを引っ張っていきたい」と話していた。

