約2000基川面に揺れる・渡良瀬川で灯ろう流し・足利仏教和合会

 足利市の風物詩「灯ろう流し」が8月17日、同市中橋下流の渡良瀬川で行われ、先祖や故人の霊を送る灯ろう約2000基が淡い光を放ちながら川面に揺れた。
 足利の灯ろう流しは1950年から足利仏教和合会(源田俊昭会長)が「送り盆」の行事としてはじまり、足利市民や近隣住民の先祖代々の精霊、カスリーン台風犠牲者など水難事故死者や有縁無縁の精霊の追善供養をしている。
 当日は午後5時半から河畔に設置された祭壇で僧侶による読経が始まると、来場者はろうそくをともした灯ろうを静かに川の流れに乗せ、手を合わせたり、スマートフォンで川面に揺れる光景を撮影したりしながら見送っていた。同市内の70代の女性は「先祖代々の供養のため、毎年来ています。今年も灯ろうを見送れて良かった」と話していた。

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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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