足利市社会福祉協議会が主催する災害講座・「復興の響き太鼓」が10月26日、同市田中町の栃木県南地域地場産業振興センターで開かれ、石川県輪島市の小、中、高校生でつくる輪島高州和太鼓が同市からの能登半島地震復興支援に「演奏でお礼をしたい」と渾身のパフォーマンスを披露した。
 昨年6月、同協議会は1日も早い被災地の復興を願うとともに「私たちにできること」を考えようと実施した被災地応援プロジェクトイベントに同和太鼓チームを招待した。
 今回演奏前にチームのキャプテンを務める古戸愛美さん(高校3年)は「昨年は気分転換してもらいたいと足利市社会福祉協議会のみなさんに招待してもらいました。避難所生活や倒壊した建物が並ぶまちから離れて生活できる貴重な時間でした」と切り出し、「きょうはそのお礼やたくさんの支援をしてくださった方々に向け、精一杯のありがとうという気持ちを込めて演奏します」とあいさつすると会場を埋めた200人から大きな拍手。
 輪島に古くから伝わる曲や創作曲などを12人が演奏。また、足利高校書道部と一緒になったパフォーマンスもあり、同部は太鼓の音に合わせ部員たちで選んだ「絆」「繫」「輪」の字を書き上げた。演奏後、同チーム代表で子どもたちを指導する中橋幸雄さんは「今回の演奏で、みなさんの心に少しでも元気と希望が届けられたらと思います」と話していた。




 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			