足利市みどりと文化・スポーツ財団などはN響プロジェクト2025「NHK交響楽団弦楽四重奏アウトリーチコンサート」(桐生タイムス社など後援)を10月20日、市内の幼稚園児、小学生を対象にそれぞれ開催。同財団がホール以外でも質の高い芸術に触れてもらおうと力を入れている教育プログラムのひとつ。
今回対象となった1園1校のうち、同市大町の足利花園幼稚園では年長児40人が同市昌平町の史跡足利学校の復原建物方丈を会場に演奏を聞いた。N響からは松田拓之さん(バイオリン)、大宮臨太郎さん(同)、坂口弦太郎さん(ビオラ)、山内俊輔さん(チェロ)が出演。
オッフェンバック「天国と地獄」よりカンカンでスタート。楽器紹介をはさんで、演奏していない奏者を当てる「パート抜きクイズ」は大盛り上がり。また、松田さんと大宮さんが園児の目の前まで来て演奏すると「おーすごい」と大喜び。
サン・サーンス「白鳥」、フォーレ「夢のあとに」なども演奏され、園児たちは真剣な表情で聴き、最後は四重奏の演奏に合わせ、大きな声で同園の園歌を歌い、「楽しかった」と締めくくった。


