一つ一つの記事に、それぞれの思い
今から4年前、足利市の市制施行百年を記念して、「両毛新聞」での掲載から始まった『足利100年カルタ』。その後「渡良瀬通信」→「minimu」へと連載の場を移しながら、先月号でついに完結を迎えました。
この機に読者の皆さんや関係者から「最も印象に残っている記事」の投票を募った結果、第1位はこの回でした!
【や】屋台カフェ「アラジン」

【あ】足利裁縫女学校
執筆担当班でなかったゼミ長の、こんな評価の声が代表的です。
「記事を読んで行ってみたいと思い、取材関係なしにゼミ生と3回くらい屋台に伺いました。記事の雰囲気や表現も完成度が高く、一番オシャレな回だと思います。」(四年・諏訪)

白鴎大学の前身。この記事がきっかけとなって、110年前の所在地が特定されました。
「学校法人発祥の地を発見する契機となり、メディアの持つ力を良い形で示せたのではないでしょうか。第1回にふさわしい記事だったと思います。」(白鴎大職員)
【み】「minimu」

掲載紙の編集室が取材先という、特別な回。
「弊誌の44年を振り返る良い機会となりました。普段はインタビューする側なので、逆の立場が新鮮でした。学生記者さんのグッと掘り下げた質問に、こちらも思わず真剣に回答していました。」(minimu松尾編集長)
【は】花火大学院

足利大学の、今は無きユニークな専修科。卒業生が全国に散っているので…
「なんと全取材がオンライン(zoom)!1人も対面でお会いせず、掲載写真も全ていただいて作成しました。コロナ禍でリモートに慣れて無かったら、できなかったかも。」(卒業生・佐藤)
【れ】蓮岱館

両毛新聞社(当初の掲載紙)と当ゼミ下村教授の初打ち合わせは、ここで行われました。
「100年カルタの始まりでもある場所について、先輩達からのバトンを受け取り、取材・執筆させていただけたことがとても感慨深かったです。」(三年・森)
尽きぬ取材裏話、そこから見えた「足利」

「取材先のココ・ファーム・ワイナリーで、人生初のワインを飲みました!」(四年・若菜)



「ギャラリー碧にやって来る普通のお客さんを捕まえようと、取材+張り込みで7、8回現場を訪ね、大変だけど楽しかったです。」(四年・室岡)



「ルラスの回で取材した桑鶴さんのお誘いで、数人のゼミ生で夏祭りのお手伝いに参加。学生生活をより充実させられました。」(四年・諏訪)



「取材で感じたのは、足利の方々の温かさ。皆さん丁寧に色々なお話をしてくださり、取材後も駅まで送ってくださるなど、優しかったです。」(四年・大橋)
「歴史を通して多くの人々が繋がり、関わり合い、魅力を生み出していることが見えました。何十年も通い続ける人のために“変わらないもの”をずっと守り続ける店主さんが、足利には多いと感じます。」(四年・諏訪)




無事完結した「足利100年カルタ」をご覧いただけます。