世界に学びの輪を広げよう・書き損じはがきなどで支援・足利ユネスコ協会

 足利ユネスコ協会(岡村静幸会長、会員117人)は書き損じはがきを集め、アジアなど世界の子どもたちの教育を支援する「世界寺子屋運動」の取り組みを実施している。2月3日には足利市相生町の同市生涯学習センターで2024年分の集計作業を行った。その結果、13万6048円分が寄せられたことを確認した。
 世界寺子屋運動は日本ユネスコ協会連盟が1989年から実施している事業。発展途上国の地域に学びの場をつくり、読み書き、生活をよくするために技術を学べるよう応援する活動。
 足利ユネスコ協会も市内の学校や事業所などの協力を得て専用の回収ボックスを置いてもらい、書き損じはがきや未使用切手、プリペイドカードなどを中心に集めている。同会によれば、カンボジアでははがき11枚で1人が1カ月学校に通えるという。
 集計には会長をはじめ同会役員ら6人が参加。集まったはがき、未使用切手、プリペイドカードなどを1枚1枚チェックするなどの仕分け作業を行った。今回は未使用切手が多く、トータルでは昨年に比べ5万円以上の増となった。「桐生市からわざわざ持ってきてくれた人もいました。ありがたいですね」と会員。岡村会長は「みなさんのご協力で教育を受けられる子どもたちがたくさんいます。本当に感謝しています。活動は年間を通して行っているので、今後もご協力を」と話していた。
 同協会の事務局は同センター内の足利教育センター(電0284・43・1112)にある。

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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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