足利市山下町の県立足利清風高校(小宮啓幸校長、生徒479人)で10月30日、消防団が参画した体験的・実践的防災教育を実施。生徒たちは消防団活動の話を聞くとともに放水などを体験した。
人口減少やライフスタイルの多様化などの要因により、地域防災の中核を担う消防団員は減少傾向にあり、同市でも例外でない。このため、同市と栃木県が連携し、将来の地域防災の担い手確保を目的に実施した。
当日は市消防団・樋口泰正団長と第6、第7分団員、市消防職員、県の消防担当職員が来校。生徒たちは消防団の活動内容や入団したきっかけなどを聞いたのち、学年ごとに団員の指導を受けながら放水やホースの延長などを体験。
生徒たちは「消防団に入ってまちを守っている人はかっこいい」「火事を出してはいけないと思った」「貴重な体験をさせてもらってありがとうございました」などと団員に向けて感想を口にしていた。樋口団長は「将来、みなさんの中から団員になる人が出てくることを願っています」と呼びかけていた。


