足利市の毛野地区社会教育振興委員会(仁木清一委員長)は9月19日、同市の毛野公民館で昭和100年と戦後80年を記念し、終戦時の総理大臣だった鈴木貫太郎(1867―1948)に焦点をあてた講演会を開き、貫太郎の生涯や功績について学んだ。
同地区では郷土学習が盛んで、これまでも郷土の偉人を学ぶ勉強会などを開いてきた。貫太郎の母・キヨが同地区川崎町(当時は毛野川崎村)出身であり、寛貫太郎揮毫(きごう)の扁額(へんがく)など数多くの資料が残ることからゆかりの偉人について、地元で学ぼうと企画した。
講演会では千葉県野田市にある鈴木貫太郎記念館・筑井正副館長が「鈴木貫太郎はどのようにしてあの大戦を終わらせたのか」をメーンにその生涯を解説。45年に鈴木内閣が誕生した経緯、終戦に向た御前会議での行動などを詳しく紹介した。
郷土ゆかりの偉人学ぼう・鈴木貫太郎の功績たどる・毛野地区社会教育振興委員会
