足利5S(整理、整とん、清掃、清潔、しつけ)学校(校長・菊地義典足利商工会議所副会頭)が主催した初のリサイクルフェアが3月27~29日まで、足利市通三丁目の同会議所友愛会館で開かれた。初日は開場と同時に次々と市民らが訪れ、お目当てのものを手に入れていた。
同市では「足利を世界一の5Sの街に」をスローガンに2009年に足利商工会議所を中心に5S学校を設立。以来、5Sインストラクターの養成などに取り組んでいる。〝足利流5S〟は注目度も高く全国から視察が訪れているほか、2年に1回、5Sサミットを開催し、その手法などを発信している。
今回のフェアも同活動の一環。不要なものが出せればスペースが生まれ、新たなことができると2024年度事業計画に盛り込み、同校会員に呼び掛けたところ、不要なものや未使用品、過剰在庫で処分に困っているものなど1000点以上が集まった。
並んだのは事務用品をはじめ、食器類やいす、ロッカーなどのほか、足利織姫神社のイベントTシャツ、同会議所が注文して作った足利銘仙など、足利ならではの品が低価格で販売されたほか、無料のコーナーもあり、人気を集めた。
25年度以降も今回の結果を分析しながら、フェアを継続していく予定だ。
