論語博士も誕生・小中学生が素読吟味に挑戦・足利学校で

 足利学校論語研究会(安倍昌司会長)が小・中学生を対象に毎年実施している論語の暗唱試験「素読吟味」が8月18日、足利市昌平町の史跡足利学校で行われ、小学校1年から中学2年までの15人が試験に挑戦した。
 同研究会は孔子とその弟子の教えである論語の普及と論語を通して足利学校の意義を全国に発信することを目的に活動。現在、70個人、23団体が所属しており、全国論語素読の集いの企画運営、素読体験会、講演会などを行っている。
 今回の素読吟味もその一つ。同市内の小中学生は「朝の会」などで論語に触れており、同会でも子どものころから論語に親しんでもらおうと同吟味を継続して実施している。
 吟味本番で子どもたちは安倍会長を含む3人の会員の前で5章の論語を暗唱。途中つまりそうになる子どももいたが「ゆっくりでいいいよ」と会員にやさしく声をかけられ、15人全員が合格、それぞれに及第書が手渡された。
 3回合格すると「論語博士」に認定されるとあって、続けて挑戦する子どもたちも多く、今年も3人の博士が誕生した。安倍会長は「2000年以上前から読まれ、生き方の参考になる言葉をこどもたちが読む姿を見て、今後の成長に期待を持つとともにありがたいなあと思いました」と話していた。

今年は15人の小・中学生が挑戦した論語素読吟味(史跡足利学校で)
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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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