企画展で対話型鑑賞プログラム・小学生が現代アートへの理解深める・足利市立美術館

 足利市通二丁目の足利市立美術館は現在開催中の企画展「新たな美術の世界を開く 足利リアルアート展 小松美羽 石黒昭 たかくらかずき」(同市アート普及啓発事業実行委員会、同美術館主催)で対話型鑑賞プログラムを実施。2月27日には同市立東山小学校の6年生、27人が来館し、学芸員と対話しながら現代アートへの理解を深めた。
 企画展は現在、日本のアートの世界で活躍する3人を紹介。神獣や神話をモチーフにした小松さん、地質学をもとにしたコンセプトによる抽象絵画を制作する石黒さん、多様なデジタルメディアを駆使したたかくらさんの作品が展示されている。
 児童たちはグループに分かれ、それぞれの作品を鑑賞。学芸員の問いかけに自分なりの感想を述べ、楽しそうに展示室を回った。女子児童の一人は「石黒さんの絵は形が適当に見えて、実は規則性があるようで不思議だった」とし、男子児童の一人は「小松さんの作品にすごく考えさせられた」と感想。また「卒業前にみんなでこられてよかった」という児童も。
 企画展は3月24日まで。合わせて「平野杏子展もうひとつの世界」も同時開催中。開館時間は午前10時~午後6時。月曜、3月21日は休館。観覧料は一般710円、高校・大学生500円、中学生以下無料。両毛広域圏在住の65歳以上など無料。問い合わせは同館(電0284・43・3131)へ。

対話型鑑賞プログラムで作品をじっくりと見る児童たち(足利市立美術館で)
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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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