「なぐさ〝再生〟ゆず園」限定開園でにぎわう・名草craftメンバー中心に2年かけて整備

 足利市の名草地区で地域の活性化などに取り組んでいる名草craft(後藤芳枝代表、5人)が整備を手掛けた同市名草上町、名草ふるさと交流館近くの「名草〝再生〟ゆず園」が12月2、3日に限定開園。両日とも多くの来園者でにぎわい、楽しい光景が広がった。


 名草craftは後藤さんと同地区の若手農業者、移住者で2020年に結成。地域の活性化、人を繋げる、地域資源の発掘などを目標に農産物の栽培やイベントなどに積極的に取り組んでいる。
 ゆず園は一昨年、持ち主から「やってみないない」と託され、以後、メンバーや地元農家、数多くの仲間らとともに木々の日当たりをよくするために70本あった木を30本に間引いたほか、下草刈り、幹や枝に絡んだつる取り、せん定などを1年以上かけて行ってきた。その間、県内のビール製造所にゆずを提供したり、PRの意味も込めてゆずを輪切りにして乾燥させた「ドライゆず」を作って販売してきた。
 今回はおおむね整備が完了したことや「ゆず狩りがしたい」との声を受け、1㌔500円の価格設定をし、限定開園を決めた。初日は開場と同時に次々と家族連れなどが訪れ、高枝切りばさみなどを使って、ゆずを収穫。中には5㌔以上を持ち帰る人も。「ジャムにしたい」と言う人もいれば「ゆずは万能なので、いろいろ試してみたい」と話す人もいた。
 後藤さんは「現在の木はちょっと高くなりすぎたので、それを含めて今後の活用方法をいろいろと考えていきたい」としていた。

限定開園日に楽しそうな声が響いた名草〝再生〟ゆず園(足利市名草上町で)
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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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