第40回 ACDデザインフェスタ2026 卒業・進級制作展デザイン・製菓の未来を担う学生の学びの集大成!

 2月21・22日の2日間、足利デザイン・ビューティ専門学校5学科、足利製菓専門学校2学科の計7学科の卒業・進級制作展が行われた。卒業制作83点、進級制作175点に加え課題作品等の展示。さらにブライダル・ウェディング科による模擬挙式やファッションデザイン科によるファッションショー、調理製菓科のカフェ出店など、日頃の学びの成果が発表され、来場者の興味を引いていた。

 開催2日目、ブライダル・ウェディング科による模擬挙式でプランナーを務めた、2年の甘艸瑞生(あまくさみずき)さんに話を聞いた。「昨今のブライダル業界は厳しい面もありますが、小学4年生のときにリングガールとして、初めて出席した結婚式の感動が忘れられず、『笑顔をつくる仕事に就きたい』とこの業界を目指しました。今回の模擬挙式は、教室を使い結婚式会場として、華やかに可愛らしく創り上げるところに苦労しました。学生がそれぞれ、ブライダルのトレンドをSNSなどで調べ、インターンシップで体験したものを取り入れるなど、より本物に近づけ私たちらしく仕上げました。」とブライダル業界への夢と今回の会場づくりを振り返った。
 模擬挙式は、新郎新婦の手作りムービー、誓いの言葉、結婚証明書、ケーキカットなど本番さながらの流れで進行。テーブルコーディネートや新郎新婦のヘア・メイクなど細部まで、学生が手作りした夢のある空間が広がっていた。

ブライダル・ウェディング科 2年 甘艸瑞生さん

 クリエイティブデザイン科では、進級制作としてイラスト、シルバーアクセサリー、ドールハウスの展示。卒業制作は共通課題『暮らし』を表現した作品の展示。また、オリジナルアクセサリーの『ジュエリーブランディング』、生活雑貨の『商品企画』の展示・発表が行われた。さらに同科全体での手作り雑貨の店『STIR』の出店も行った。
 足利市立美術館長賞に選ばれた、クリエイティブデザイン科2年の石川澄香さんは「『404』(NotFound)Web上で本来あるはずのページが見つからない状態を示すコードをブランド名とし、『エラー』をテーマに世界にはびこるバグ、ズレや不確かさ、違和感をアクセサリーで表現しました。皆んなが思っていることは、本当に当たり前なのか?と問いかけています。」これからも世の中の矛盾を作品として表現したいという。

 毎年注目のファッションショーは、今年も多くの来場者があった。2日目のファッションデザインコースのショーで、実行委員の一人の玉木快奈さん(2年)に自身の作品と、今回のショーについて聞いた。「2年生は自由製作なので、花の『ブルーポピー』をテーマに選び、普段は着ないブルーを基調にしました。花言葉の<神秘的>や特徴的な花びらを60mのカスケード(ヒラヒラと流れるドレープのようなデザイン)で表現しています。ピエロのメイクは、ジャケットに合わせミステリアスなイメージに仕上げました。今回のショーは、一人ひとりの個性がとても際だっていました。その人らしい表現で、成長を見ていただけたと思います。」と笑顔で語り、後輩へのメッセージとして「大変なことも多いけれど、得られるものも多いので、辛くても諦めないで」とエールを送っていた。

ファッションデザイン科デザインコース 2年 玉木快奈さん

 美容総合科1年は、『Nature・自然』を全体のテーマとして、水・光・風・毒・森・花・宝石・火・闇の各ブースごとに、それぞれの特徴を表現したベア・メイクを施したマネキンの頭部が展示された。イメージか膨らむ、大胆なデザインが多く見られた。

<魅惑する・Poison>トータルビューティ科 1年 高柳梨花さん

 トータルビューティ科2年は、エステティック・メイクアップ・ネイルアートの各コースの技術記録展示やデモンストレーション、作品展示が行われ、近年の美容業界のトレンドを知ることができものになっていた。同科1年は、『Animal・動物』をテーマとし、ネイルチップを使った個性的なデザインの作品展示が行われた。

トータルビューティ科 2年 メイクアップコース
トータルビューティ科 1年 『Animal』ネイルチップ
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この記事を書いた人

松尾幸子のアバター 松尾幸子 minimu 編集人・ライター

タウン情報誌の編集を経て、minimu 創刊号(2024年1月号)より、フリーの編集人・ライターとして活動中。地域の皆さんに良質で明るい情報を届けるべく、編集・取材を続けています。
逆境には強いが涙腺は弱い。スポーツジムが憩いの場です。
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