いけばな小原流『みんなの花展』花と自然を愛でる癒しの空間

 4月18・19日の2日間、KIMONOみやこや足利本店(足利市永楽町8-2)で、一般財団法人 小原流足利支部が主催する、いけばな小原流足利支部『みんなの花展』が開催された。今回のテーマは「彩る 花たち」。出瓶者44名・31作品(合作3点含む)が会場を訪れた人たちの目を楽しませていた。

 2019年から同支部長を務める、井野口敬泉さんに今回の花展と同支部について話を聞いた。

 明治時代に、日本に西洋の花が入ってきたことをきっかけに、それまでの仏教の流れを引く壺にいける形から、西洋の花に合うようにと、水盤にいけるスタイルを取り入れたところに、小原流の特徴がある。また、現代の住居に合わせ、狭く限られたスペースでも飾ることができる『自由花』スタイルを確立させた。一方、水辺や野山を模した『自然写景』という、自然を表現した作品も小原流ならではのもの。

 同支部では、年に1回の花展のほか、農協まつり、県立足利高等学校や足利大学附属女子高等学校の文化祭で華道部への出瓶協力もしている。さらに、文化庁伝統文化親子教室事業として、小学1年生から中学3年生を対象とした「伝統文化いけばなこども教室」を毎年6月から翌年の1月にかけて行っており、今年で26年になる。また中学卒業後の学生を対象とした「研究会」を年5~6回のペースで行い、現在は50人弱が参加している。「花をいけることで、四季の日本文化を学ぶことができます。子どもたちはもちろん多くの方が、花に触れる機会を少しでも増やしたいと思っています。」と井野口さんは語る。

 同支部の発足は1980年、半世紀近く足利市と佐野市をエリアとして活動。現在の会員数は全体で60人。22人の指導者の元、各教室が開かれている。全ての問い合わせ先は、小原流足利支部/090-4713-4991(井野口敬泉)まで。

足利支部長 井野口敬泉さんと作品「八重桜にブルーの胡蝶蘭を合わせた華やかな春」
小原流名誉幹部7名の合作《自然写景》
会場の様子
《幸せのリボンの木》来場者白い木にリボンを結ぶ
《迎え花》入口で来場者を迎える大作
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この記事を書いた人

松尾幸子のアバター 松尾幸子 minimu 編集人・ライター

タウン情報誌の編集を経て、minimu 創刊号(2024年1月号)より、フリーの編集人・ライターとして活動中。地域の皆さんに良質で明るい情報を届けるべく、編集・取材を続けています。
逆境には強いが涙腺は弱い。スポーツジムが憩いの場です。
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