2月15日、足利市民プラザ(あしかがフラワーパークプラザ)で「みらつな fes. 2026」が開催された。「女性の健康を『自分ごと』として考えるきっかけを、みんなで学び、体験し、語り合う『共感』のフェス」と呼びかけられた同フェスは、令和7年度足利市協働のまちづくり推進事業委託事業の中で、市民団体などが企画した活動を市の委託事業として実施したもの。実施団体は、子育て世代の女性4人が中心となり、女性の自立を目指すコミュニティ『未来に繋がる会』(通称:みらつな)。
今回はみらつなが開催した4回目のフェスとなる。建物の1階から3階のフロアを使い、トークライブ、ワークショップ、フード・ドリンクコーナー、マルシェなど多角的に楽しめる催しになっている。
そしてメインのコーナーは<生理痛体験>。生理痛の「痛み」を頭で理解するだけでなく「体で知る」ことができる。体験に使用する生理痛体験装置「ピリオノイド」は生理の期間中に生じる下腹部の痛みを段階的に疑似体験できる装置。同コーナーではフェス開始から約2時間半の間に、男女予約も含め30名が体験していた。普段は知ることのできない痛みを知りたいという男性や、女性であっても個人差が大きい痛みを知りたいという人が大半であった。
トークライブの一つ「知ると変わる月経のこと、体のこと」では、粕川まりえさん(助産師・保育師)と浦山まなさん(保健師)が進行役となり、生理痛体験者の内の5人の男性とともにトークセッションを行った。進行役の2人が、生理(月経)についてのメカニズムや、期間中の女性の体調がいかに不調であるか説明した後、男性5人から体験の感想を聞いた。「一次的ではなく、周期的に長時間続く痛みを想像すると実に大変なことだと思った」「想像以上に強い痛みだった」など驚きの言葉が多く聞かれた。さらに今後、女性に対してどのような配慮かできるかとの質問には「女性が辛さを言葉にできる職場にした」「娘がいるので、その娘に相談してもらえるパパになりたい」など生理中の女性を思いやる言葉が語られた。体験者の1人として参加した同市の早川尚秀市長は「女性が生理について普通に言い出せる環境、それを受けとめることのできる社会をつくり、1人の女性として尊重される社会・まちづくりを目指したい。」と語っていた。
同団体の代表、たてぬまはるかさんは「女性が生きやすい社会をつることを目的に活動しています。今回は、生理について広く知ってもらいたいと考え、フェスを立ち上げました。特に、男性、企業の代表、教育現場の園長先生などに知っていただきたと思っています。当団体は人と人の繋がりと助け合いを第一に考えており、フェスに参加した方が、知識を持って地域に戻り、これらのことを繋がりの中で広めて欲しいと願っています。」同様のイベントをさらに開催していきたいと語った。








