大学の地域貢献や地域連携事業を応援・ふるさと納税制度を活用し・応援プロジェクトスタート

 足利市足利大学は8月29日、同市役所で早川尚秀市長、末武義崇学長と関係者が出席し、「足利大学応援プロジェクト」に関する覚書を締結した。ふるさと納税制度を活用し、同大が実施する地域貢献や地域連携事業などへの支援を行うものだ。
 市と同大は2015年9月、地域課題への適切な対応や活力ある個性豊かな地域づくりを目的に包括連携協定を締結。以来、市が進めるAIを活用した教育DXへの協力、各種会議への参画、公開講座の開催、各種講座への講師派遣、まちづくりへの協力など年間60を超える連携事業が実施されている。今後も現状の良好な協力体制を維持し、さらに発展させていこうとプロジェクトの立ち上げを決まった。
 支援の対象とした事業は①学生による地域活性化プロジェクト②市の地域貢献に資する研究や再生可能エネルギーなどの研究活動③市民向け公開講座④地域の人と留学生の交流事業⑤地域の人に開放している施設などの環境整備―の5項目。
 締結式で早川市長は「今回のプロジェクトで大学とのさらなる連携、協力を深め、地域振興につなげていきたい」とし、末武学長は「すでに取り組んでいる事業をさらに発展的に継続できるということで、われわれもできる限りの努力をさせていただきたい」とあいさつした。
 具体的な支援は同納税制度を活用し、寄付額の7割を同大へ補助金として交付、残り3割はサイトの利用料や市のまちづくりに関する事業に活用する。税額控除は受けられるが返礼品は無い。同市民も利用できる制度となっている。事業は9月1日からスタート。募集サイトは、ふるさとチョイス、ふるなび、楽天ふるさと納税。詳細については同市のホームページで確認を。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

愛車のロードバイクで今日も足利をパトロール中です。
見かけたら話しかけてもらえると嬉しいです。

目次