足利市教育委員会は市産の農畜産物を使った学校給食「たかうじ君メニュー」を通して児童と市内の生産者の会食会を6月16日、同市大橋町一丁目の青葉小学校で実施。生産者2人からそれぞれの仕事内容を聞き、給食を一緒に楽しんだ。
同会食は学校給食を「生きた教材」として活用し、児童生徒に農業や地元食材への関心を高め、郷土愛も育んでもらおうと実施。今回は6年ぶりに「たかうじ君メニュー」を使用しての会食会となった。
同小での会食会には畜産課の小野直樹さん、酪農家の山﨑恵さんが参加。一緒に会食したのは3年生2クラスの40人。この日提供された同メニューはご飯、ビーフカレー、ホウレンソウとキャベツのソテー、フルーツヨーグルト和え、牛乳で、ソテー以外はほとんどが同市産。
給食を食べ終えると児童たちは「えさは何が好き」「一日どれくらいエサを食べるの」「子牛の大きさは」「牛に名前はありますか」など2人に次々と質問。回答をもらい、理解を深めていた。
最後に両クラスの代表が小野さん、山﨑さんにあてて「たくさん給食を食べて元気に成長していきたい。これからも美味しい食材を届けてください」と感謝のメッセージを送り、会を締めくくった。
このほか、同17日には毛野小学校、小俣小学校でも会食会が行われた。
