「単なる長寿」から「健康寿命」へ、そして「活動寿命」へ世界最高齢プログラマー若宮正子さんが語る、好奇心がつくる未来

 3月2日、足利市民プラザ(あしかがフラワーパークプラザ)で、社会福祉法人 足利社会福祉協議会が主催する、令和7年度 地域福祉講演会が「『単なる長寿』から『健康寿命』へ、そして『活動寿命』へ」と題し、ITエバンジェリスト 若宮正子さんを講師に招き開催された。
 同協議会会長 早川文英氏は開会の挨拶で「地域の課題や問題が増える中、安心安全な社会を目指し、多くの人が高齢となっても生き生きと暮らすことが大切。本日は、高齢者が元気に活躍し、地域活性化につながるヒントを持ち帰ってほしい。」と述べた。
 若宮さんは90歳、世界最高齢のプログラマーと注目され、近年ITエバンジェリスト(ITや特定の分野における専門知識を持ち、それをわかりやすく他者に伝える役割を担う人)として活躍している。
 同講演会では、若宮さんが小学生の頃体験した戦争と時代背景、30年以上続けているネットを通じた仲間との活動、国全体でデジタル化が進むデンマークを訪れたときの様子。さらに現在日本が抱えている課題を、SNS社会の中でどのように解決していくかが語られた。
 デンマークは世界2位の速さでデジタル化が進み、非効率的との理由から、郵便ポストがないという。それほどまでに国民全体が、パソコンをはじめとしたデジタル機器使いこなしている。事務的な仕事は「AI」に任せ、人間は想像して創造する分野を担うようにする。このような働き方のアドバイスも語られた。
 また「日本の社会では上に立つ人が高齢者であることが多く、デジタル化が普及しない理由の一つになっています。そこで、日本人の情報リテラシーを上げるとが大切です。」とのこと。また「AIを敵視するのではなく、人間に備わっている『叡智・智慧』によってAIと共存することは可能です。人間力を鍛えることがとても大切なのです。」とも。
 「あらゆるものが最大の転換期を迎えています。年齢はただの数字と考え、好奇心をなくさず、自分で何かを探す積極性を持ち、前に進みましょう。」若宮さんから、未来を明るくする多くの言葉をもらった。

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