通学路で不審者に声をかけられたことなどを想定しての「こども見守りのまち」ステッカー掲出店舗への駆け込み訓練(足利市、市教育委員会、セブン-イレブン・ジャパン主催)が2月28日、同市山川町のセブンイレブン足利山川町店で毛野南小学校(小松原茂雄校長)の2年生37人と主催関係者が参加して行われた。
同ステッカーは2019年に作成。市、市教育委員会、警察の3者が連携し、あいさつ運動などによる防犯意識の醸成や子どもを守る取り組みをさらに広げていくことを目的としたもので、協力者を含め、子どもたちの見守りを強化している。現在、協力者は事業所と個人合わせて768件で、セブンイレブンも市内全店舗が登録している。訓練はセブン-イレブン・ジャパンとの包括連携協定によるもので、同社との訓練は2023年、セブンイレブン足利大月店で実施して以来2回目。足利警察署、同小が協力した。
当日児童は6班に分かれて訓練実施。不審者約から「写真を撮らせて」などと声をかけらた児童が店内に駆け込むと山川店スタッフ2人が子どもたちを落ち着かせながら、いつどこで何があったか、不審者の容姿などを聞き取りメモ。続いて警察に通報し、駆け付けた警察官がさらに詳細に聞き取りを行った。
参加した児童は「不審者の特徴を覚えるのが大変だった。でもがんばりました」と話した。同店スタッフは「子どもたちも私たちも慌てているので、まずみんなが落ち着くことが大事だと感じました」とし「聞き取りや通報の手順などが確認でき、勉強になりました」と訓練の手ごたえを口にしていた。

