山姥切国広取得・市文化財団所有に・来年2~3月に公開展示

 足利市は、市ゆかりの刀剣で、刀剣ファンからの人気も高い「山姥切国広」が3月6日付けで足利市民文化財団の所有になったと発表した。来年2~3月に足利市立美術館で山姥切国広展を実施する予定で、過去2回開催された同展以上の盛り上がりが期待される。
 国重要文化財・山姥切国広取得にあたっては「山姥切国広をしっかりと後世に引き継ぎたい」と足利市民文化財団と同市が昨年7月に所有者から3億円で取得することを公表。そのうち2億円は同財団が拠出し、残る1億円をクラウドファンディングやふるさと納税で募る「縷縷(るる)プロジェクト」を立ち上げ、同9月から寄付を募ってきた。結果、経費を差し引いた額は目標を超える1億3090万3000円となった。
 今回の取得に早川尚秀市長は「適切な維持管理はもちろん、特別展開催も予定しているので、前所有者の思いも引き継ぎ、期待に応えられる展覧会となるよう全力で取り組む」とのコメントを発表した。

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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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