MENU
  • イベント情報
  • 週刊渡良瀬通信
  • 街トピ
  • 掲示板
  • 編集日記渡良瀬通信編集室から両毛地域であった出来事を発信しています。
  • 特集
  • テーブル上の季節
  • 渡良瀬滑走路
渡良瀬川沿い両毛地域のホッとする情報を発信しています。
minimu digital
minimu digital
  1. ホーム
  2. 週刊渡良瀬通信
  3. 現地説明会に多くの市民・法楽寺園地遺構確認調査の成果を解説

現地説明会に多くの市民・法楽寺園地遺構確認調査の成果を解説

2024 3/01
週刊渡良瀬通信
2024年2月7日2024年3月1日

 足利市教育委員会は、源姓足利氏三代目の義氏が創建した同市本城三丁目の法楽寺周辺で実施している同寺跡園地遺構等確認調査(第6次)の成果を公開する現地説明会が1月14日、同所で行われ市民ら100人ほどが来場。配布された資料を見ながら発掘を担当した職員の「園地は東西50㍍以上の規模があった」という説明を真剣な表情で聞いていた。
 同寺は1249年に義氏が創建。織姫山の東山麓に位置し、広大な園地(阿弥陀が池)を持つ浄土庭園が広がっていたとされている。幕末期に田﨑草雲が「正義山之図」として園地の様子を描いているが戦国時代や江戸時代後期の火災で当時の伽藍も含め、資料も焼失し、発掘調査の実績もなく詳細は不明の状況だったが、2017年の試掘調査で園地の堆積土が確認されたことから、同寺跡の保護を図っていくため翌年度から遺構の情報を得る目的で確認調査を行っている。
 21年度の第4次調査で初めて園地西側の一部を確認。今年度は昨年10月から東側の調査を行ってきた。東岸は発見されなかったものの池底が確認され、池は東西50㍍以上あることが明らかになったほか、15世紀ころに池の回収が行われた可能性があることも確認できた。
 一方で西岸の最上部(標高38㍍以上)と東側の池底(同35㍍)の高低差が3㍍以上もあり、斜面の地形でどのような方法で水位を確保しながら池を作ったのかが新たな〝謎〟として浮上。今後の調査の課題となった。
 また調査では池が埋め立てられ水田、さらには宅地となる過程が確認できたほか、池底下から古代の遺物も出土し、同寺創建以前の歴史を紐解くうえでの貴重な発見もあったとしている。
 説明会当日は、開始予定の30分以上も前から来場する人もいて、調査現場や出土物などを熱心に見学。郷土の歴史への関心の高さをうかがわせた。

多くの市民らが訪れた法楽寺跡園地遺構等確認調査の現地説明会(足利市本城三丁目で)
週刊渡良瀬通信
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • 文化財を火災から守れ・足利学校で消防訓練
  • ASHIKAGA FES`2024開催!昨年のリベンジを胸に地元初開催のフェスに迫る

この記事を書いた人

週刊渡良瀬通信のアバター 週刊渡良瀬通信 ライター

桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

愛車のロードバイクで今日も足利をパトロール中です。
見かけたら話しかけてもらえると嬉しいです。

関連記事

  • 市内外から18チームが参加・子どもの日にあわせファミリー大会・きたごうモルッククラブ
    2025年5月10日
  • アプリ活用し捜索模擬訓練・かくれんぼスタンプラリー実施・RUN伴足利佐野実行委
    2025年5月4日
  • 6年ぶりに復活・名草ふるさと自然塾フェスタ・地域住民や里山ファンらでにぎわう
    2025年5月2日
  • 親子で音楽楽しむ・リトミックも
    2025年5月2日
  • 展示や舞台で活動成果発表・マルシェも初開催・市民プラザまつ
    2025年4月25日
  • 移住促進、地域活性化の一助に・移住者グループからりこ舎がイベント
    2025年4月25日
  • 高校生の力で健康促進・市内セブン全店に野菜摂取促すPOPを掲示
    2025年4月24日
  • 移転60周年記念の春祭り・神楽奉納も・川崎天満宮
    2025年4月24日
  • ホーム
  • 運営会社
  • お問い合わせ

© minimu digital.

目次