4月5日・6日の2日間に渡り開催された「足利クラフトフェア」。来場者数約8,700人(主催者発表)が訪れ、初の開催とは思えない賑わいをみせていた。クラフトの出展作家は117名、ジャンルも豊富に揃い、フードブースや各所での音楽ライブも彩りを添えていた。
クラフト&グルメ&音楽を楽しむ祭典で、出展者・来場者にフェアの感想を聞いた。


来場者の声

「私も編み物でバックや帽子などをハンドメイドしているので、出展者募集のときから知っていました。今回はエントリーしなかったけど、最高のフェアですね、スペシャリストの集まりって感じ!」(足利市)



「新聞折り込みのチラシを見て友だち4人で、フェアやフェスにはよく行きます。今日は『Don de dieu(ドン デ デュー)』のスイーツを目指して来ました。(足利市)



「チラシで知って、宗次郎さんのコンサート目的で来たカップルです!」(佐野市)



ほうきの製作体験で…
「ほうきを作りたかったので、ワークショップを見つけて初体験です。力加減が分かってくると楽しいです!」(宇都宮市)



「インスタでフェアのことを知り家族4人で来ました。楽しいですね!」(茨城県)
出店者の声



「他のフェアに比べて、初回のフェアとしては来場者が多いと思います。お客様との会話も弾むし。作家のレベルが高いですよね。」
(山梨県・木のある暮らしkiki craft)



「他のフェアに比べて、初回のフェアとしては来場者が多いと思います。「足利は初めてですが、綺麗な枝垂れ桜の中で嬉しいですね。お客様とは、陶器やサボテンについての話を色々できて楽しいですよ。」(愛知県・STUDIO.ZOK)
宗次郎ミニインタビュー
『宗次郎オカリナライブ+トーク』の開催直前の宗次郎さんに話を聞いた。ライブ会場の隣では「初期のオカリナ展」を同時開催。宗次郎さんのオカリナや写真の展示もあった。
今回は自分も作り手の一人として、クラフトフェアに参加しています。50年も前からオカリナの製作は続けていますら。私の音楽は、楽器を作るところから始まっています。そこを分かっていただけるといいなと思い、オカリナを作っている写真なども展示しました。
ライブでは、生の音を届けたいので、お客様のすぐ側を歩き寄り添うように演奏したいと提案したところ、このスタイルになりました(客席が左右に別れ、その中央に演奏しながら歩けるスペースが設けられている)。肌に染み込んでいくような音色を楽しんでいただければと思っています。


同実行委員会委員長 栗田俊英氏(栗田美術館館長)同フェアを振り返って
初回のクラフトフェアとしては、幸先の良いスタートがきれたと思います。何より事故も無く無事に開催できたことに、ホッとしています。
客層がよく作家さんたちも、よく売れたと喜んでいたようです。フードの出店者からも、過去最高の売れ行きだったとの声が聞こえて来ました。出展作品のクオリティの高さには、当初からこだわっていましたが、そこにはお客様も満足していただけたようです。
今後については、実行委員会で検討していくことになりますが、年に一度のペースで同時期の開催を考えております。秋のワークショップなどの提案もあり、様々な企画も含め検討を進めます。
写真・文/松尾幸子