小学生らがゲームづくりなど学ぶ・コーエーとの包括連携で

 足利市は大手ゲームメーカー・コーエーテクモホールディングス(以下KT)との包括連携協定に基づき、今年度の「まちの先生」事業を昨年12月から1月にかけて市内4小・中学校で実施。児童、生徒たちはKTゲームスの川又豊さんから「ゲームクリエーターの仕事」をテーマに開発、実際の製作に必要なこと、大事なことなどを聞いた。
 同事業は2021年、市制100周年事業として高校生を対象に初めて実施。翌年からは中学生職業教育事業としてKTの講師が学校に直接出向き、授業を行っている。小学校の実施は今回が初めて。
 梁田小学校(駒場眞一校長)では12月6日、6年生を対象に授業が行われた。まず、足利市出身でKT社長の襟川陽一さんがビデオレターで「今回の講義がみなさんの夢やの目標、希望を描くきっかけになればうれしい」と語りかけた。
 川又さんは小学校の卒業アルバムに「ゲームクリエーターになりたい」とつづったことやその後、夢をかなえるために行ってきた勉強などを紹介。ディレクターとしてかかわった「信長の野望 出陣」の解説もしながら、ゲームの楽しさを子どもたちに語った。
 さらにゲーム制作に携わるプロデューサー、ディレクター、プランナー、シナリオライター、サウンドデザイナー、キャラクターデザイナーなどの役割をていねいに解説。児童たちからも「どうしたらゲームクリエーターになれますか」「ゲームをつくるのにどれくらい時間がかかりますか」など多くの質問が飛び出し、関心の高さをうかがわせた。最後に「勉強に限らず、いろいろなことを体験し、好きなものを見つけて本気でそれを楽しんでください」と語りかけた。
 授業を受けた男子児童の一人は「とても面白く、ためになった。サウンドづくりがすごかった」と話し、川又さんは「子どもたちが興味を持ってくれてうれしかったです」と笑顔を見せた。

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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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