高校生の感性で・路線バス時刻表、ふるさと納税用封筒、移住定住支援のぼり旗作成・あしもりたいの産業デザイン部

 あしかが高校生クラブあしもり隊の「産業デザイン部」が生活路線バス時刻表、ふるさと納税書類送付封筒、移住定住イベントなどで使用するミニのぼり旗のデザインが完成。このほど、10月9日にお披露目会が行われた。 
 同部は足利工業高校産業デザイン科の生徒がメンバーで昨年度から設置され、これまでふるさと納税返礼品パッケージ、コンビニに置くてまえどりPOPデザイン、同バス車体ラッピングなどを手掛けてきた。
 いずれも課題研究の実習の中で行ったもので、今年5月にスタート。それぞれコンセプトの研究やプレゼンテーションなどを経て完成させた。お披露目は同10~15日に同市朝倉町のコムファーストで開かれた「足工フェア」に合わせて行われた。
 時刻表は櫻井楓果さんとメレドレスジェライマルネットソリベンさん(いずれも3年)が担当。足利学校やJR足利駅、高校生などが描かれており、表紙の人物にストーリーがありそうなワクワクした感じを目指してデザイン。二人は「この時刻表で多くの人にバスを知って欲しい」「完成品を見てうれしかった」と感想。
 封筒は高野颯来さんと山口琉愛さん(同)が担当。足利市から届いたことが分かるようにとデザインとした。封筒は2種類あり中橋、鑁阿寺や足利学校を描いたものと市の鳥であるカルガモがワインやフジ、イチゴなど市を象徴するようなものを加えたりしている。2人は「カモの表情が一羽ずつ違うので楽しんでもらえれば」「市外の人でも足利とわかってもらえる建造物などをデザインしました」と話す。
 のぼり旗は亀田実夢さん、太田凛々さんが担当。足利への移住・定住をイメージしやすいようなデザインとした。旗も2種類あり、足利で暮らし東京で働く2拠点生活や足利で「のびのび子育て足利市」と子育て世代にメッセージを発信した。2人は「子育てのしやすさを分かりやすく表現しました」「2拠点生活を提案するデザインになったと思います」と話した。
 6人は「とてもいい経験をさせてもらいました」「これが市や地域の方のお役に立てればと思います」と口をそろえていた。時刻表は9月に完成し、すでに配布を行っている。封筒とのぼり旗は今後、使用していく予定。

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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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