認知症になっても安心して暮らせる街・RUN伴足利佐野実行委員会がイベント・タスキリレーも拡充して実施

 認知症になっても安心して暮らせる街を目指すイベント「RUN伴(ランとも)足利・佐野2025のイベントが10月4日、足利市朝倉町のコムファースト・アピタ足利店などで行われた。同所では関連イベントがにぎやかに行われ、多く人が訪れた。また、メーンイベントのひとつタスキリレーは今回、足利市北部の北郷地区からの出発となった。
 タスキリレーは認知症の人や家族、支援者、一般の人たちが地域の中で応援のメッセージや応援者の名前を記入しながら地域の中で少しずつタスキをつなぎ、ゴールを目指すもの。
 リレーは「RUN」と「歩く」コースがあり、「RUN」では北郷地区の介護施設を出発。介護事業所やJR足利駅、東武足利市駅などを経由しながらテーマを書いたのぼり旗を持って約12㌔走り、コム広場でゴール。その後、約20人が「歩く」コースへ出発。電動車いすなどの体験乗車をしながらフラッグを掲げたり、手を振ったりしながら歩行者やドライバーにアピールした。
 同広場では地元で人気のデュオグループ「てっちゃん・ちあきちゃん」が同活動の公式ソングになった「おとしごろPart2」などを披露。足利大学看護学部学生による血圧測定、同市社会福祉協議会の重たいベストなどを装着する加齢に伴う身体的変化の疑似体験や福祉ネイル、プラバンワークショップ、各種車いすの展示などが行われ、関心を集めていた。
 主催する実行委員会の栁義則委員長は「タスキリレーでは立ち寄った施設の利用者さんがとても喜んでくれたのが印象的でした」と話した。同イベントは来年10年目を迎えるということで栁委員長は「また、いろいろ考えていきたい」ともしていた。

タスキリレーで市内を走り、歩き、啓発活動を行った(足利市朝倉町三丁目で)
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桐生タイムス社(本社・群馬県桐生市)の足利市担当記者が日々の取材活動を通して、お知らせしたいこと、伝えたいことを紹介していきます。取材して記事化したものを渡良瀬通信ブロードキャスト(下記)とminimu、桐生タイムス紙面で随時紹介していきます。

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