けやき小児童が恒例の落ち葉掃き・史跡足利学校で

 足利市立けやき小学校(吉田美紀子校長)の児童による史跡足利学校(同市昌平町)での清掃奉仕活動が11月下旬から12月上旬にかけて計3回行われた。参加した児童は持参した掃除道具を使って学校門、遺蹟図書館、大成殿周辺の落ち葉を掃き集めていた。
 同活動は、子どもたちの郷土愛や文化財愛護の精神を育てることを目的に旧東小学校の時代から行われ、現在のけやき小に引き継がれている伝統的なものだ。
 2回目の実施日の11月21日は1、6年生が担当。80人ほどの児童が学校から歩いて来校。掃除を行う場所や方法の説明を受けたのち、6年生がほうきを持ち、1年生は落ち葉を集めるちり取りや袋を持って、いざ掃除。80人がかりの清掃で敷地内はみるみるうちにきれいになった。
 今回で最後の活動となる6年生の一人は「小学校での思い出のひとつになると思います」と話し、1年生は「楽しかった。またやりたい」と笑顔をみせていた。
 また3回目の12月3日は2、5年生の児童と一緒に栃木県退職公務員連盟足利支部のメンバーも清掃奉仕活動を行い、きれいな状態で観光客を迎える環境整備に一役買った。

今年もけやき小児童が清掃奉仕活動に元気いっぱいに取り組んだ(史跡足利学校で)
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