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足利100年カルタ「よ」

鎧武者行列

故事復活から百年超え

 今から百年少し前の、大正4年。鎌倉時代の故事に由来する鎧武者行列が、有志の手で節分の日に復活した。その様子を見た市民が「面白そう」と行列に加わり始め、参加者数は当初の約10人から、今年の第93回には359人と過去最多に。鎌倉時代当時の武者500騎といわれた規模に近づいてきた。
 鎧を着て、法螺貝や陣太鼓を鳴らしながら織姫公民館から鑁阿寺まで勇ましく練り歩きたいと、県外や国外からも老若男女が馳せ参じる。小学生による少年誠心隊は、8方向に刀で斬る八方斬りの演舞をしながら進む。子ども達も楽しみにしており、今年の鎧武者行列が終わった直後に「今度いつあるの?」と尋ねる子もいたという。

八方斬りから「信長の野望」まで

 その八方斬りや鎧の着付けを指導するのは、市内で剣道を教えている山口ヨシ子さん。ご自身も、40年近く行列に参加している。更にその息子さんは、もっと長い46年。お孫さん2人も5〜6歳の時から参加して、今や大学生だ。
 今年初参加したのは、「三國志」などのゲームで知られる足利市創業の株式会社コーエーテクモゲームス。実は代表取締役の襟川陽一(シブサワ・コウ)さんは、足利市で生まれ育ち、幼少期は毎年ワクワクしながら行列を心待ちにしていたそうだ。今回は『信長の野望 出陣』の小笠原賢一プロデューサーが、織田信長の鎧で出陣。鎧の美しさが印象に残るよう心掛け、信長になったつもりで立ち振る舞った小笠原さんは、「壮観な行列の様は一生ものの記憶として刻まれました」と感激を語った。

 主催団体である立春会事務局の斎藤正行さんは、「近年のコスプレブームもあり、自前の鎧を着て鎧武者関係のイベントに参加するということが、参加者の行き着く先となっている」と分析。SNSのコミュニティも盛り上がっていて、今後もそういった界隈の人を増やしたい、と意気込む。
 長く続く歴史の中では戦争やコロナによる無念の開催中断もあったが、雨にも負けず風にも負けず、みんなの思い出に刻まれてきた。
「いざ、出陣!」「お〜‼」───これからも鎧武者行列は、第百回に向けて歩み続けてゆく。

山口さんを先頭に「ヤー!」と練習する子ども達

取材=森谷佳保・小高明日奏・君島太一・塚田歩夢
[白鴎大学地域メディア実践ゼミ]

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