MENU
  • イベント情報
  • 週刊渡良瀬通信
  • 街トピ
  • 掲示板
  • 編集日記渡良瀬通信編集室から両毛地域であった出来事を発信しています。
  • 特集
  • テーブル上の季節
  • 渡良瀬滑走路
渡良瀬川沿い両毛地域のホッとする情報を発信しています。
minimu digital
minimu digital
  1. ホーム
  2. 足利100年カルタ
  3. 足利100年カルタ「て」

足利100年カルタ「て」

寺子屋ピンポン

徳蔵寺の青空大会復活

 今から47年前の昭和50年、日本3大羅漢の一つがある徳蔵寺で、「寺子屋ピンポン」と呼ばれる行事が始まった。寺子屋? ピンポン? どう結び付くの?
 足利市立図書館によると、江戸時代の天明・寛政の頃と天保期頃、そして幕末期頃、足利地方でも寺子屋が相次いで設立された。そんな中で開かれた徳蔵寺の寺子屋は、明治維新で全国7番目の「公立共励学校」という教育機関になり、周辺12ヶ村の子供たちが通うほどに発展したという。
 そんな歴史を持つお寺に、現住職である源田晃澄さんは1台のピンポン台を置いた。「ピンポンラリーの如く会話が弾んでほしい」という願いを込めたその台で、子供達の発案で毎年9月の第一日曜日にトーナメント方式の大会を始めると、その様子がマスコミに取り上げられ「寺子屋ピンポン」と呼ばれるようになったのだそうだ。

「五百羅漢も笑ってる」

 去年の大会当日、お寺に行ってみた。タクシーで徳蔵寺と告げると、運転手さんが「ピンポン寺?」おお、これは本当に浸透してる!
 コロナで3年ぶりの開催とあって、来賓や保護者の方々が口々に「おめでとうございます」と源田さんに挨拶している。雨の予報だったのに快晴の空の下、大人も子供も大粒の汗をかきながらピンポンを楽しんだ。風も吹く屋外で開催するのは、「誰にでもチャンスがあるように」。小学生男子の部に出場した山地優仁君は、お母さんが「こんなのあるよ」とチラシを見せてくれたことがきっかけで今回初めて参加した。力強いプレイで次々と勝ち進み、なんと見事に優勝! 祝福の声をかけると汗だくのまま「ありがとうございます」と礼儀正しく応えてくれた。

 「寺は人材育成道場でもあり、子供サロンでもある」という住職は、ピンポンだけでなく書道教室や英語教室も、先生を招いて定期的に無料で開いている。書道には親子3代で通う生徒もいて、皆真剣な眼差しで筆をとっていた。
 最後に、「カルタ用に」と住職はこんな言葉を下さった。『寺子屋で笑う人々 楽しそう 五百羅漢も笑ってる 平和を願う ピンポン寺』 (足利駅北口から車で8分)

記者との会話も弾む源田住職

取材=氏家綾音・佐藤麗奈・松島翠
[白鴎大学地域メディア実践ゼミ]

戻る
タグで検索
Bリーグ FMDAMONO GUNMA CRANE THUNDERS JA足利 あしかがフラワーパークプラザ あしもり隊 きたごうモルッククラブ わたらせリバープラザ アシコタウン グルメ ココファーム コラム テーブル上の季節 ヒラメkids マラソン モルック レストラン 両毛ヤクルト販売 佐野市 信長の野望 俳優 出初式 史跡足利学校 塩見奈々江 太田市 宇都宮ブリッツェン 山姥切国広展 早川尚秀 栃木県 桐生市 白鴎大学 福地祐介 群馬クレインサンダーズ 群馬県 若杉実 裏口音学 襟川陽一 足利デザイン・ビューティ専門学校 足利市 足利市教育委員会 足利市社会福祉協議会 足利市美術館 足利織姫神社 鑁阿寺 JA足利
過去の記事
  • ホーム
  • 運営会社
  • お問い合わせ

© minimu digital.