MENU
  • イベント情報
  • 週刊渡良瀬通信
  • 街トピ
  • 掲示板
  • 編集日記渡良瀬通信編集室から両毛地域であった出来事を発信しています。
  • 特集
  • テーブル上の季節
  • 渡良瀬滑走路
渡良瀬川沿い両毛地域のホッとする情報を発信しています。
minimu digital
minimu digital
  1. ホーム
  2. 足利100年カルタ
  3. 足利100年カルタ「み」

足利100年カルタ「み」

「minimu」

「326」「渡良瀬通信」を経て

 今から44年前の、昭和55年5月。当時の足利市の郵便番号をタイトルにしたタウン誌「326」(読みは〝サンニーロク〟ではなく、今と同じ〝みにむ〟)の第1号が発行された。これが、本紙「minimu」の始まりである。
 立ち上げたのは、足利出身ではない当時30代の熱血イベント仲間、野村幸男さんと日座伊佐六さん。足利に特化した話題や情報を共有してこの地域を盛り上げたいと、編集経験も無いのに試行錯誤で創刊した。周りからは「どうせ3号まで」と言われたが、色々な市民に支えられ、あちこちに連れて行ってもらい、沢山の事を教えてもらって刊行を重ねた。その後「WT」、「渡良瀬通信」と称した時期までに、523号に達した。

 世代交代して、今制作チームの中心は、松尾幸子さん。市外から嫁いできて、「足利のことを知るために」25年前にこの仕事に就いた。市民の人達が「こんな事があったよ」と様々な情報を持ってきてくれ、「毎日勉強」だと言う。

市民に教えられて・伝えて44年

 松尾さんが入社4年目にインタビューした足利出身のプロ自転車レーサー柿沼章さんは、記事の中で「夢は自転車の走り易い街づくり」と語っていた。ロードレースで2回全国優勝しながら、今後が不安で身の振り方を考えていた柿沼さんは、なんとその取材が縁で、みにむ編集室でアルバイトを始めた。飲食店などの写真撮影、コメント書き、広告取りの営業などを経験し、いい糧になったという。
 そして、去年。20年ぶりに再び「渡良瀬通信」の取材を受けた柿沼さんは、プロのサイクルロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」を運営する会社の代表取締役社長。片や、取材した松尾さんも、同誌の編集長となっていた。今回の記事の内容は、「足利市が柿沼さんの会社と連携協定を結び、自転車を通じた地域活性化へ」という話。まさに、20年前の記事で報じた夢が、実現に近づいている。

 立ち上げ当初から《ウサギと亀の〝亀〟スタイル》を意識してきた、みにむ。目まぐるしく情報を追うのではなく、これからもゆっくりゆっくり、こうやって地元の人達と共に歩んでいくのだ。

今の学生記者(左)と、昔のバイト記者(右:柿沼社長)

取材=若菜恵実・室岡巧輝・諏訪千咲
[白鴎大学地域メディア実践ゼミ]

戻る
  • ホーム
  • 運営会社
  • お問い合わせ

© minimu digital.