たかうじ君
コロナ後へ活動再開中

今から12年前の、平成22年11月。足利市のあの有名なイメージキャラクター「たかうじ君」が誕生した。でも、そのモデルである足利尊氏と言えば、京都で室町幕府を開いた人物で、足利市にいたイメージはない。今さらながら、足利市とはどんな関わりがあるんだっけ?
実は、初めて足利姓を名乗ったのは、尊氏の7代前の足利義康。当時、下野国足利(現在の足利市周辺)を治めていた義康が地名を苗字にしたことから、足利市は足利氏発祥の地とされているのだ。
では、市地域創生課の皆さんの通訳を介して、「たかうじ君」に直撃インタビューをしてみよう!
足利在住で、尊氏より近くに

学生記者班(以下〝記〟)「もうすぐ誕生日おめでとう! コロナでイベントが減っちゃってから、たかうじ君は何してたの?」
たかうじ君(以下〝た〟)「ありがとう! ステイホームだから、好きな論語の勉強してたがね!」
記「さすが、おでこに『学校』って書いてあるだけに。」(笑)
た「これは、足利学校の学校門がモチーフだがね。」
記「そうなんだ! でもだんだんイベントなども再開されてきてるから、お仕事も戻ってきたんじゃない?」
た「うん、7月から始めたインスタグラムに活動や休日の様子も載せてるから、見てほしいんだがね! 先月からの栃木国体のPR活動も、してきただがね。」
記「市のHPに『着ぐるみ貸し出し』もできるって書いてあるけど、普通に市民が開く行事とかに、たかうじ君を呼んだりできるってこと?」
た「もちろんだがね! コロナ前は、1年で百件以上もあちこち呼ばれてたがね。」
記「尊氏は京都でビッグになったけど、たかうじ君はここ足利の人気者なんだね~。」
た「僕だけじゃないんだがね。足利義康の他の子孫たちも、その後も足利に住んで寺社とか建てて、今もゆかりの場所があちこちにあるんだがね。」
記「へぇ。寺社めぐりで足利氏の歴史を探るのも、面白そうね!」

取材=三浦藍香・森谷祐依・市川柊雅
[白鴎大学地域メディア実践ゼミ]