偽りの名声
著名人の訃報が止まらない。お悔やみのページになるのは本意でないが、機会を逃すと生前の功績が讃えられなくなる人物がいる。昨年11月に63歳で病没したアイリーン・キャラのことは、ダンスの時代だからこそ若者にも知ってもらいたい。
キャラの重要性は今日のダンスブームの分岐点に立ったことである。現代の二大ダンスムービーに関与した経歴は、フレッド・アステアでさえ残していないだろう…
若杉 実:足利出身の音楽ジャーナリスト。
雑誌への寄稿、連載をはじめCDのライナーノーツを執筆。CD、DVD企画も200タイトル以上手がける。RADIO-i(愛知国際放送)、Shibuya-FMなどラジオのパーソナリティも担当していた。著書に『渋谷系』『東京レコ屋ヒストリー』『裏ブルーノート』『裏口音学』、新刊『ダンスの時代』。
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