江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎が今年も注目される。没後百七十年に当たり、国内外の美術館では人気錦絵シリーズ「富嶽三十六景」など傑作の数々が展示される。浮世絵はゴッホらフランス印象派に大きな影響を与え、特に北斎の国際的知名度は群を抜く。 その稀代の絵師・北斎が歴史と文化のまち・足利に大きな足跡を残していた。錦絵「足利行道山くものかけはし」など足利ゆかりの関連作品、その周辺を追った。