両毛地区戦後最大の天災「カスリーン台風」から70年
両毛地域で500人~700人の死者・行方不明者
若い人には信じられない出来事かも知れないが、70年前(1947年9月15日)、桐生や足利の渡良瀬川が決壊し、流域の市町村が大きな被害を受けた。
敗戦直後、アメリカの占領下にあった日本を襲ったカスリーン台風は千葉県房総半島をかすめ三陸沖へ抜けた。上陸はしなかったものの、数日前から降り続いた大雨の影響で渡良瀬川や利根川が決壊したのだ。
4歳のとき実体験した源田晃澄さん(右写真/足利市猿田町・徳蔵寺住職)が原案をまとめた「こうずいの夜」という絵本と「洪水の夜」という漫画が、このほど国土交通省渡良瀬川河川事務所(牛膓宏所長)から発行された。