2016年11月号特集

特集●足利市立美術館 企画展
「VIVID 銘仙」
―煌めきのモダンきもの―
10月22日(土)〜12月25日(日)

 日本とイタリアが国交を樹立して150周年を迎えた今年4月22日~6月4日、足利・伊勢崎・秩父の「銘仙」がイタリアに渡り、150周年の記念事業「VIVID MEISEN」としてローマで開催された。  会場のローマ日本文化会館には連日多くの来場者があり、日本に対する関心の高さが窺えた。特に銘仙はアール・ヌーボーやアール・デコといったヨーロッパのデザインの影響を受けていて、それが今回の展示ではイタリアの人たちに新たな刺激を与えたという。  国内においても近年注目されつつある銘仙だが、10月22日から足利市立美術館で開催される「VIVID 銘仙」展は、我われが日ごろいだいている銘仙のイメージを一新するような内容で、イタリアからの凱旋記念としても興味深い企画となりそうだ。